高時給で稼げる印象の強いキャバクラ。しかし実際にもらった給与明細を見て、「あれ、思ったよりお給料が少ない…」と感じたことはありませんか?
実はキャバクラは、働いた分の給料が全額もらえるわけではありません。
この記事では、キャバクラの給料から天引きされているものについて徹底解説!キャバクラ初心者の方や、「給与明細の見方がよくわからない」という方はぜひチェックしてくださいね。
キャバクラの給料から天引きされている主なもの
まずは、キャバクラの給料から天引きされている主なものを、4つご紹介します。
税金
日本に住んでいる以上、支払わなければならない「税金」。もちろん勤務先がキャバクラでも例外ではありません。キャバクラでは、あらかじめ給料から所得税が引かれており、自分の代わりにお店が国に納付してくれています。
ヘアメイク代
キャバクラで働くなら欠かせないヘアメイク。お店によっては、専属のヘアメイクさんがいたり、提携しているセットサロンを利用するように言われる場合があります。
それらを利用すると、給料から毎月の利用回数分のヘアメイク代が引かれる仕組みです。
もちろん個人的にセットサロンへ行けば、給料から利用代が天引きされることはありません。ただし、セットサロンの相場は1回の利用で1000円から2000円ほど。
お店のヘアメイクを利用したり、提携しているセットロンを紹介してもらった方が、最終的に安く済む場合もあります。
厚生費
キャバクラの給料から天引きされるもので、意外と1番大きいものが「厚生費」です。厚生費とは、お店のトイレやロッカーなどの使用代のことで、出勤するたびに加算されていきます。
厚生費もお店によって額が違いますが、相場は1日出勤するごとに500円から1000円のところが多いです。
衣装レンタル代
キャバクラでは、ドレスや靴などの衣装をレンタルできます。ただし、衣装をレンタルした場合は、レンタル代として給料から天引きされるので覚えておきましょう。
レンタル代もお店によって料金は違いますが、相場は1回につき500円から1000円です。お店によっては、ドレスと靴のそれぞれにレンタル代が発生することもあるので、料金の確認は必ずしておきましょう。
送り代
帰宅が深夜になるキャバ嬢にとって、ぜひ活用したい「送り」。とても便利なシステムですが、もちろん料金が発生しています。
送り代もお店によってさまざまで、距離が遠くなるほど料金が上がるお店もあれば、「〇〇市内は500円・距離問わず市外は1000円」といったような料金設定になっているお店もあります。
中には送り代が無料のお店もあるので、その場合は送り代が給料から引かれることはありません。入店前に、送り代がいくらなのかを必ずチェックしておきましょう。
天引きが多すぎるキャバクラには注意
キャバクラではここまででご紹介したように、給料から天引きされる項目がいくつかあるため、働いた分の全額を給料として受け取ることはできません。
しかし中には、余分に給料から天引きをしてくる悪質なお店もあります。特に、以下のようなお店には要注意です。
・源泉徴収として10%以上の金額が引かれている
・ヘアメイク代や送り代が相場より高額
・天引きされる内容の事前説明がない
本来であれば入店前に給料の説明があり、その時に給料システムや天引きされるものについても必ず説明があります。もしそのような説明が一切なかった場合、入店を見送るのもひとつの手です。
また、ヘアメイク代や送り代に関しては料金だけでなく、「利用していないのに給料から天引きされていないか」をチェックしてください。
たまに、ミスで1回多くカウントされていた!ということもあるので、悪質なお店でなくても確認しておくことはオススメです。
スケジュール帳に
・送りを使った日→日付を丸で囲む
・ヘアメイクを使った日→日付を四角で囲む
など、わかりやすく目印をしておくだけでもOK。給料明細をもらった時に、確認しやすくなるようにしておきましょう。
万が一、「送り代やヘアメイク代が相場より高い」「1回も使っていないのに、送り代としてかなりの額が引かれている」というようなことがあれば、お店の移籍を検討してもいいかもしれません。